熊送(読み)クマオクリ

デジタル大辞泉 「熊送」の意味・読み・例文・類語

くま‐おくり【熊送(り)】

アイヌの儀礼・行事の一。熊を、神の化身と考え、その霊を神の国へかえすために行うもの。捕獲した子熊を一定期間飼育し、丁重な儀礼をもって殺し、祭壇にそなえ、その肉を共食し、神の国へ送る。同様の儀式が、熊の生息する世界各地にある。熊祭り。イヨマンテ。《季 冬》

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精選版 日本国語大辞典 「熊送」の意味・読み・例文・類語

くま‐おくり【熊送】

  1. 〘 名詞 〙 アイヌの儀式の一つ。熊の子を二、三年養ったのち、儀式としてその肉を共食した行事。アイヌは動物を神の化身と考え、特に、熊を最も偉大な神とし、これをその祖国である神の世界に送り返すために、この儀式を盛大荘重に行なわなければならないとした。熊祭。《 季語・冬 》 〔随筆・百草(1844頃か)〕

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