熊野牛王(読み)クマノゴオウ

デジタル大辞泉 「熊野牛王」の意味・読み・例文・類語

くまの‐ごおう〔‐ゴワウ〕【熊野牛王】

熊野三社から出す護符。75羽の烏の絵を図案化して「熊野牛王宝印」と記したもの。烏は昔から熊野の神使といわれ、中世以降は起請文きしょうもんを書く料紙としても用いられた。牛王。牛王宝印

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精選版 日本国語大辞典 「熊野牛王」の意味・読み・例文・類語

くまの‐ごおう‥ゴワウ【熊野牛王】

  1. 〘 名詞 〙くまの(熊野)の牛王(ごおう)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「熊野牛王」の意味・わかりやすい解説

熊野牛王
くまのごおう

熊野牛王宝印のこと。熊野三山で配布した符印で,妄語を正す熊野の神使である烏の絵で図案化した「熊野牛王宝印」の6文字が印刷され,朱の宝印が押してある。護符や起請文を記すのに用いた。

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