デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「熊鰐」の解説 熊鰐 わに 「日本書紀」にみえる豪族。筑紫(つくし)の岡県主(あがたぬし)の祖。仲哀天皇8年天皇を周防(すおう)の沙麼(さば)(山口県防府市か)にでむかえ,魚と塩をとる地域を献上,海路を案内した。干潮のため神功(じんぐう)皇后の船が洞海(どうかい)湾をすすめなくなったとき,おおくの魚と鳥をあつめて皇后の怒りをしずめた。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例