熱ショック蛋白質(読み)ネツショックタンパクシツ(その他表記)heat shock protein

デジタル大辞泉 「熱ショック蛋白質」の意味・読み・例文・類語

ねつショック‐たんぱくしつ【熱ショック×蛋白質】

エッチ‐エス‐ピー(HSP)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 HSP ピー エス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「熱ショック蛋白質」の意味・わかりやすい解説

熱ショック蛋白質
ねつショックたんぱくしつ
heat shock protein

細胞が平常より数℃から 10℃高い温度環境に急激にさらされると合成が誘導される蛋白質群。原核生物から高等真核生物まで動植物を問わず,熱ショック蛋白質の存在が確認されているが,その機能については未知な部分が多い。これらの蛋白質は熱ショックのほかにも生物体に有害な化学物質等によっても誘導され,少なくともその一部は劣悪な環境に生物が耐えるためのものであるとの見方もある。

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