熱帯降雨観測計画(読み)ねったいこううかんそくけいかく(その他表記)tropical rainfall measuring mission; TRMM

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「熱帯降雨観測計画」の意味・わかりやすい解説

熱帯降雨観測計画
ねったいこううかんそくけいかく
tropical rainfall measuring mission; TRMM

リモート・センシング技術により,人工衛星から熱帯地域の降雨の強さや分布を観測する計画。略称トリム。熱帯の降雨量は地球全体の約3分の2を占めているので,この衛星から得られたデータの解析によって,エルニーニョ現象などに伴う地球規模の気候変動や地球の環境保護に貢献できるものと考えられている。この計画は,1986年にアメリカが日本に申し入れ,アメリカ航空宇宙局 NASAと日本 (科学技術庁・宇宙開発事業団・郵政省・通信総合研究所) の人工衛星を利用した共同プロジェクトとして発足した。日本の宇宙開発事業団が降雨のレーダの開発を,アメリカが衛星バスの開発を担当しており,1997年 11月 28日にH-IIロケットによって種子島宇宙センターから打ち上げられた。

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