熱電率(読み)ネツデンリツ

化学辞典 第2版 「熱電率」の解説

熱電率
ネツデンリツ
thermoelectric power

熱電対において,一方の接合点の温度一定に保ったとき,他方の接合点の温度変化に対する熱起電力の変化の割合をいう.普通導体の熱電率はトムソン係数がほとんど0の Pb を基準にとって測定される.図は比較的大きな熱電率をもつ金属の場合を示す.ただし,一方の接合点の温度を0 ℃ に保ち,他方の接合点の温度をθ ℃ で示してある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android