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熱風炉 ねっぷうろhot (blast) stove; air-heating furnace

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

熱風炉
ねっぷうろ
hot (blast) stove; air-heating furnace

鉄の高炉に送る熱風をつくる炉。送風温度は 1300℃以上である。鉄配管熱交換式と耐火煉瓦予熱による蓄熱式があるが,現行は後者だけである。蓄熱型も煉瓦積みの型式によりマクルア型とカウパー型があるが,これも後者が多い。通常炉径 10m,炉高 40m以上の鉄板製円筒外被の中に耐火煉瓦を格子に組み,その中で高炉ガスなどを燃やして煉瓦を予熱し,ガスを止めて冷風を送り熱風とする作業を繰返す。断続作業であるから,連続送風には少くとも2基,熱風温度を均等に保つには3基以上を必要とする。通常高炉1基につき,隣接して3~4基を建設する。

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デジタル大辞泉の解説

ねっぷう‐ろ【熱風炉】

溶鉱炉に送風するとき、前もって空気を熱するための炉。

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百科事典マイペディアの解説

熱風炉【ねっぷうろ】

高炉への送風を予熱するための炉。ふつう内部に格子積煉瓦を備えた円筒形の炉で,ガスを燃焼させて煉瓦を熱し,次に空気を送って煉瓦から熱を奪い1000℃程度まで昇温させる。

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大辞林 第三版の解説

ねっぷうろ【熱風炉】

高炉に吹きこむ空気を、あらかじめ高温に加熱する炉。蓄熱室。

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世界大百科事典内の熱風炉の言及

【ニールソン】より

…若いころから発明の才に恵まれ,ガス工場でいくつかの技術的改良で名をあげたのち,1824年以来依頼を受けて製鉄法の改良にとりくみ,28年高炉に送風する空気を加熱する方法を考え特許を取得した。これは〈熱風炉〉を備えて炉内の熱効率を上げて操業できるようにするものであり,この方法によって銑鉄1t生産するときにコークスを2~2.5t節約できるようになった。この方法は瞬く間にスコットランド全域に広がった。…

※「熱風炉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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