精選版 日本国語大辞典 「燧石」の意味・読み・例文・類語 すい‐せき【燧石】 〘 名詞 〙 ( 「ずいせき」とも ) ほぼ純粋の珪酸から成る微晶質ないし非晶質の緻密な岩石。火打石として用いられた。フリント。[初出の実例]「燧石 処々出、然鞍馬山之産、為レ堪レ発レ火」(出典:雍州府志(1684)六)「その羽は石絨(いしわた)なして、その骨に刻む燧石(スヰセキ)」(出典:春鳥集(1905)〈蒲原有明〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「燧石」の意味・わかりやすい解説 燧石すいせき →火打石 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の燧石の言及 【火】より …鋸火きりはニューギニア,インドネシア,フィリピン,マレー半島などで行われていた。(2)打撃法 文明社会でもマッチの普及する以前は火打石(燧石)と鋼とを打ち合わせる火きりが一般に行われていた。鋼の使用はこの方法が文明の所産であるかのように思わせるが,黄鉄鉱どうし,黄鉄鉱と燧石,黄鉄鉱と石英を打ち合わせても同じ効果が得られる。… ※「燧石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by