父つぁん(読み)とっつぁん

精選版 日本国語大辞典 「父つぁん」の意味・読み・例文・類語

とっ‐つぁん【父つぁん】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「とっさん(父様)」の変化した語 )
  2. 子ども父親を呼ぶ語。また、おとなが子どもの立場に立って使う場合もある。
    1. [初出の実例]「とっんが気が能(いい)から能はな」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)二)
  3. 年輩男子を親しんで呼ぶ語。
    1. [初出の実例]「コウ爺(トッ)ん、おめへ親の役だアどうともかたを付るがいい」(出典:人情本・春色恵の花(1836)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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