日本歴史地名大系 「父原村」の解説 父原村ちちばらむら 鳥取県:日野郡溝口町父原村[現在地名]溝口町父原日野川支流の野上(のがみ)川下流域に位置し、集落の東に海蔵寺(かいぞうじ)台地の急崖が迫る。村名の由来は鎚原(つちばら)の転訛で、鍛冶場が存在したことによるという(日野郡史)。北東の古市(ふるいち)村から野上川沿いを出雲街道が通る。拝領高は一〇二石余、本免は六ツ三分。鹿野氏の給地であった(給人所付帳)。延享三年(一七四六)の巡見使案内手帳(宇田家文書)によると高一二七石余、家数一八・人数一二五、馬一・牛二二、鑪一に運上銀八〇匁が課されていた。文政一三年(一八三〇)の高一三三石余、物成七二石余、米子御蔵へ納入すべき三歩一米は一四石余(在方諸事控)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by