爾汝の交わり(読み)じじょのまじわり

故事成語を知る辞典「爾汝の交わり」の解説

爾汝の交わり

年齢や地位の違いなどを超えた、とても親密な交際のたとえ。

[使用例] 稲沢博士と言えば篠原クラスメート爾汝の仲でもあるが、刀圭界では一、二に指折られる内科大家である[円地文子*女坂|1957]

[由来] 「世説新語―言語」の注に引用されている「文士伝」に見えるエピソードから。二世紀の中国、後漢王朝の時代の話。でいこうという人物は早熟で、まだ二〇歳にもならない時に、すでに五〇歳を過ぎていた孔融という学者才能を認められ、「爾汝の交わり(互いに「おまえ」と呼び合う交友関係)」を結んだ、ということです。「爾」も「汝」も、同等の者同士で相手を呼び合う代名詞です。

〔異形〕爾汝の仲。

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精選版 日本国語大辞典「爾汝の交わり」の解説

じじょ【爾汝】 の=交(まじ)わり[=交(こう)

互いに「おまえ」「きさま」などと呼び合うようなきわめて親密な交際。〔布令必用新撰字引(1869)〕

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デジタル大辞泉「爾汝の交わり」の解説

じじょ‐の‐まじわり〔‐まじはり〕【××汝の交わり】

互いに「きさま」「おまえ」などと呼び合えるほどの親密な交わり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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