片古馬場町(読み)かたふるばばちよう

日本歴史地名大系 「片古馬場町」の解説

片古馬場町
かたふるばばちよう

[現在地名]高松市古馬場町ふるばばちよう御坊町ごぼうまち

南は古馬場町で、北の御坊町との境の掘割に面した片側町と、御坊町西の五ヵ寺からなる。生駒氏時代屋敷割図に城下町の南東端に馬場が記されているが、この跡に松平頼重入部の際武家屋敷五軒が置かれ(小神野夜話)、元禄二年(一六八九)東端に安養あんよう寺が建てられた(讃岐国名勝図会・享保年間城下図)。「小神野夜話」に「勝法寺南片輪、安養寺より西木戸迄侍屋敷」とあるのが当町にあたる。町名の由来は、もと馬場におかれた片側町であることによると考えられる。享保一一年(一七二六)頃から家臣団の整理によって武家屋敷はばん丁に移り、町人町になった(小神野夜話)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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