片字(読み)カタジ

デジタル大辞泉 「片字」の意味・読み・例文・類語

かた‐じ【片字】

名前の中の一字片名
「先輩高名の女郎の―をとり、新造の女郎にあやからしめん」〈色道大鏡一一
書道で、字画一部を省略して略字としたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「片字」の意味・読み・例文・類語

かた‐じ【片字】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 名前の字の一部。かたな。偏名。
    1. [初出の実例]「於真言院童子五十五人剃頭令受戒名字付諸社片字」(出典日本紀略‐永延元年(987)九月二五日)
  3. 書道で、字画の一部を省略して略字としたものをいう。「銀」の字の「艮」、「部」の字の「阝」の類。

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