版下(読み)ハンシタ

デジタル大辞泉 「版下」の意味・読み・例文・類語

はん‐した【版下】

木版・印判などを彫るための下書き。薄い紙に絵や文字を書き、裏返しにして版木印材にはりつける。
製版用の絵・図・表など。

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精選版 日本国語大辞典 「版下」の意味・読み・例文・類語

はん‐した【版下】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 木版・印判などを彫る時、版木にはる書画。薄い紙に文字や絵をかき、裏返しにして版木や印材にはりつける。
    1. [初出の実例]「吉原大全といふもの作りしとて板下のまま見せられき」(出典:随筆・奴凧(1821)二七)
  3. を作る人。
    1. [初出の実例]「草稿は拾壱度まで認かへて、板下に渡す様になり」(出典:蘭東事始(1815)下)
  4. 製版用に作製された、題字、絵、図、表などの原稿。〔どぜう地獄(1924)〕

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「版下」の解説

版下

製版用の原稿。写植文字を出力した印画紙図版台紙に貼り付け、罫線トンボを記入したもの。製版では、これをもとに印刷用フィルムを作成する。DTPでは、文字や画像をレイアウトしたファイルを作成し、トンボを付けて印画紙や印刷用フィルム。

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