牛中村(読み)うしなかむら

日本歴史地名大系 「牛中村」の解説

牛中村
うしなかむら

[現在地名]吉永町笹目ささめ

大藤おおふじ村と飯掛いかけ村の中間の谷間にある。西は室原むろはら(現和気町)。「撮要録」や「備前記」によれば、もとは牛内うしうち村と称したとあるように、慶長一八年(一六一三)の和気郡御勘定帳に日笠ひかさ内として牛内村がみえ、物成三四石余、夫米二石余。寛永備前国絵図にも同村名でみえ、高七八石余。元禄郷帳には牛中村とみえる。「備陽記」では田畑七町余、家数一八・人数八一。文化年間の「岡山藩領手鑑」によれば直高一一二石余で蔵入。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android