牧野新村（読み）まきのしんむら

日本歴史地名大系

牧野新村
まきのしんむら

• 富山県：黒部市
• 牧野新村

[現在地名]黒部市牧野

北は三日市（みつかいち）村、西は開発（かいほつ）村。魚津から三日市村に至る北陸街道に面している。寛文一〇年（一六七〇）の村御印では草高三二三石、免四ツ五歩（三箇国高物成帳）。延享元年（一七四四）と天保九年（一八三八）の二度の手上高により同一一年の草高三三〇石余（「高免帳」杉木家文書）。小物成は寛政六年（一七九四）から七木運上銀四匁九分八厘、文化九年（一八一二）から室屋役一〇匁を納めた（下新川郡史稿）。

牧野新村
まきのしんむら

• 新潟県：北蒲原郡
• 笹神村
• 牧野新村

[現在地名]笹神村熊堂（くまどう）

熊堂村の南に位置する。寛文一三年（一六七三）の村上御領分組々村数并高付大庄屋付（大滝家文書）には「牧新」とあり、笹岡組に属する。元禄郷帳に村岡（むらおか）村枝郷とあり、高九九石四斗余。宝永四年（一七〇七）頃の元笹岡組御巡見御案内帳（渡辺家文書）では高一〇一石二斗余・田畑反別八町四反九畝余で、家数九、男二九・女四四。文政元年（一八一八）の廻米新潟湊川下運賃承知証文（宮川四郎兵衛氏蔵）には牧野新村新田とあり、山倉（やまぐら）河岸を使用している。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」