物好く(読み)モノズク

デジタル大辞泉 「物好く」の意味・読み・例文・類語

もの‐ず・く【物好く】

[動カ四]
好きになる。
新町の茨木屋の半太夫を―・き」〈浮・禁短気・一〉
趣向を凝らして行う。
「和田殿の大磯がよひに、頭巾の名に―・かれてより」〈鶉衣・炮烙賛〉

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精選版 日本国語大辞典 「物好く」の意味・読み・例文・類語

もの‐ず・く【物好】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙
  2. 好きになる。
    1. [初出の実例]「有馬屋の山といふ大臣、女郎は新町の茨木屋の半太夫を物ずき」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)一)
  3. 特別の趣向を凝らして行なう。好みに合わせてある事を行なう。
    1. [初出の実例]「和田殿の大磯がよひに、頭巾の名に物ずかれてより」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)前)

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