物忌郷(読み)ものいみごう

日本歴史地名大系 「物忌郷」の解説

物忌郷
ものいみごう

和名抄」所載の郷。尾張海部あま郡一二郷の一。諸本とも訓を欠く。郷域は現愛知県海部郡八開はちかい村・立田たつた村辺りを中心とした一帯とされる。古木曾川は現羽島市小熊おぐま町辺りで長良川を合流し、それ以後はほぼ現長良川筋を流れていたと推定され、当郷付近の美濃と尾張の国境は、現在の県境よりもやや西に入込んでいた。


物忌郷
ものいみごう

「和名抄」高山寺本・東急本・元和古活字本のいずれも訓を欠く。「大日本地名辞書」「日本地理志料」ともに「ものいみ」と読んでいる。郷域について、「日本地理志料」は「海西郡塩田、丁野、早尾、下一色四邑」と、「美濃海西郡二十四邑」をあてる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 ちかい 立田 アマ

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む