特別町村民制度(読み)とくべつちょうそんみんせいど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「特別町村民制度」の意味・わかりやすい解説

特別町村民制度
とくべつちょうそんみんせいど

地方自治体や団体が,地域の活性化や地場産業振興を目的に,他地域の住民を特別に扱う制度の総称。特産品の定期購入者,森林田畑果樹園肉牛などのオーナー,体験住民などが代表的である。特産品については,一村一品運動による各地の特産品売り込み競争が活発になり,また本物志向と宅配便普及から,「ふるさと宅配便」などの会員制度が定着している。また過疎に悩む山村では,都市住民からオーナーを募り特別住民とし,その子供たちにふるさと体験をさせ,地元の子供との交流を深める活動も実現している。

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