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特許料(読み)とっきょりょう

精選版 日本国語大辞典 「特許料」の意味・読み・例文・類語

とっきょ‐りょうトクキョレウ【特許料】

  1. 〘 名詞 〙 特許権を得た者が納める手数料
    1. [初出の実例]「第三条、第四条の特許を得たる者は特許料を納むべし」(出典:律令第二号‐明治三〇年(1897)一月二一日(法令全書))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

産学連携キーワード辞典 「特許料」の解説

特許料

特許料」とは、特許権を維持するために、特許庁に納付する料金のことを指す。「特許料」は、設定登録を行う際に3年分の「特許料」を支払う設定納付と4年以降、特許を維持するために毎年支払う維持年金の2種類から構成される。維持年金額は4年目~6年目、7年目~9年目、10年目以降と段階的に上がっていくなど、積極的な産業利用を促す仕組みとなっている。

出典 (株)アヴィス産学連携キーワード辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の特許料の言及

【工業所有権】より

…その権利の実体は無形財貨の独占的利用権であるが,法律構成としては物権に類似していると考えられている。権利を維持するためには,特許料等の年金を特許庁に納付する必要がある。また,権利に無効原因が含まれていても当然に無効となるのではなく,特許庁に無効審判を請求し,その確定を待ってはじめて無効となり,権利は当初から存在しなかったものとされる。…

【生産費】より

…市場で取引される商品の生産のために支出される費用。原材料・燃料動力費,人件費,利子・地代・家賃,特許料などの生産に直接使用される商品・サービスへの支出と,商品の販売・管理,本社業務など生産活動を間接的に補助・促進する支出とがある。さらに,生産設備,非居住用建物,構築物,輸送運搬機器などの前払いした固定資本財を生産に使用することに対する費用相当分の回収(あるいは前払いした費用の当期割当分)として,減価償却費と呼ばれる費用も生産費に含められる。…

※「特許料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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