犀鳥(読み)サイチョウ

デジタル大辞泉 「犀鳥」の意味・読み・例文・類語

さい‐ちょう〔‐テウ〕【×犀鳥】

サイチョウ目サイチョウ科の鳥の総称全長38センチ~1.2メートル。大きなくちばしの上にサイの角を思わせるこぶのあるものが多い。樹洞に巣を作り、雌は入り口をほとんどふさいで抱卵し、えさを雄に運んでもらう。45種が熱帯アジア・アフリカ分布

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精選版 日本国語大辞典 「犀鳥」の意味・読み・例文・類語

さい‐ちょう‥テウ【犀鳥】

  1. 〘 名詞 〙
  2. サイチョウ科に属する鳥の総称。サイチョウのほかシロエリサイチョウ・アカエリサイチョウなど約四六種。くちばしは長大で、隆起物をもつものが多い。営巣期間中、雌が木のうろにこもるという特異な習性でよく知られる。多くは果実食だが、小形種は昆虫、大形種は鳥卵・小鳥・ノネズミなども食べる。ニューギニアから南アジア、アフリカに分布。〔生物学語彙(1884)〕
  3. サイチョウ科の鳥。全長約一二五センチメートル。長大なくちばしの上にサイの角に似た角質の赤い隆起物がある。体は黒く、腰・下腹部白色マレー半島ボルネオスマトラなどの密林にすむ。ツノサイチョウ。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「犀鳥」の解説

犀鳥 (サイチョウ)

学名Buceros rhinoceros
動物。サイチョウ科の鳥

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