日本歴史地名大系 「狐塚遺跡」の解説 狐塚遺跡きつねづかいせき 滋賀県：坂田郡近江町高溝村狐塚遺跡[現在地名]近江町高溝・顔戸法勝寺（ほつしようじ）遺跡の東方にあり、同遺跡と同じく縄文時代早期から鎌倉時代にかけての複合遺跡。昭和五六年（一九八一）に試掘調査、同五九年・六〇年度に本格的な発掘調査が実施され、方形周溝墓七・古墳五・土壙のほか、奈良時代から平安時代にかけての集落跡が確認された。方形周溝墓は弥生時代中期から後期にかけてのもので、一辺八―一〇メートルで一基のみ一辺一四メートル前後であった。古墳は後期に属するもので、直径約三〇メートルの帆立貝式古墳を最古とし、六世紀前半から中頃にかけて、一号墳・三号墳・四号墳・二号墳と続けて築造されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
