狙(漢字)

普及版 字通 「狙(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 8画

[字音] ソ・ショ
[字訓] さる・ねらう

[説文解字]

[字形] 形声
声符は且(そ)。〔説文〕十上に「(さる)の屬なり」とし、「一に曰く、狙は犬なり。暫(しばら)く人を齧(か)むなり」とあり、猿と犬との両類をあげる。〔荘子、斉物論〕の朝三暮四の話にみえる猿飼いは、狙公とよばれている。のち狙伺の意に用いるのは、(しよ)・索と通用の義である。

[訓義]
1. さる。
2. わるがしこい、ねらう、いつわる。
3. いぬ。

[古辞書の訓]
立〕狙 サル・ヲソ

[語系]
狙・dziaは同声。は伺い見ることをいう。索sheakも声が近く、索求の意がある。

[熟語]
狙猿狙害・狙喜狙撃・狙公狙侯狙猴・狙狙詐・狙伺狙発狙杙
[下接語]
猿狙・群狙・巧狙・衆狙

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報