デジタル大辞泉 「独楽塗」の意味・読み・例文・類語 こま‐ぬり【独=楽塗(り)/高=麗塗(り)】 漆芸の技法の一。また、その漆器。ろくろのひき目に沿って赤・黄・黒などの漆で同心円状に色分けして塗り、文様としたもの。椀・香合こうごう・盆などがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「独楽塗」の意味・読み・例文・類語 こま‐ぬり【独楽塗】 〘 名詞 〙 漆芸の技法。また、その漆器。木地にあらわれた轆轤(ろくろ)の挽目にそって、朱、緑、黄などの彩漆(いろうるし)や密陀絵(みつだえ)で、同心円状に文様を表わしたもの。盆、香合、椀などに描かれたものが多い。南方や中国から伝来した手法といわれ、香合、煙草入れ、茶器、菓子器などに用いられた。〔随筆・守貞漫稿(1837‐53)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例