独歌(読み)ひとりうた

精選版 日本国語大辞典 「独歌」の意味・読み・例文・類語

ひとり‐うた【独歌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 管弦などの伴奏もなく、ひとりで歌うこと。また、その歌。いたずらうた。〔字鏡集(1245)〕
  3. 歌会歌合で人々とともに、または贈答歌として詠むのでなく、単独に詠む歌。
    1. [初出の実例]「初心の時は独哥をつねにはやくもおそくも自在にうちうちよみならはすべく候」(出典:毎月抄(1219))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android