独立・自主管理労組(読み)どくりつ・じしゅかんりろうそ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「独立・自主管理労組」の意味・わかりやすい解説

独立・自主管理労組
どくりつ・じしゅかんりろうそ

ソ連東欧民主化運動を担った新しい形の労働組合。かつて社会主義国では労働組合は最大の社会・大衆組織として党=国家の政治的・経済的・社会的な拘束を受けつつ,その範囲内で国内最大の利益団体となっていた。しかし 1980年のポーランドにおける「連帯」の結成とその急成長は,従来の官製労組の空洞化を露呈させ,独立・自主管理労組の波は,89年冬の東欧革命ピークに社会主義各国に広がった。

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