狭みす(読み)さみす

精選版 日本国語大辞典 「狭みす」の意味・読み・例文・類語

さみ‐・す【狭・褊】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. ( 形容詞「さし(狭)」の語幹接尾語「み」が付き、さらに動詞「す」が付いてできた語 ) 狭いと思う。狭いとする。
    1. [初出の実例]「三王の(あいへき)(サミシ)、嶠として高く挙りて大に興る」(出典:漢書楊雄伝天暦二年点(948))
  3. あなどる。軽んずる。さげすむ。卑しめる。みくだす。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「深き思慮ある和殿を狭(サミ)して、今までわろくいひつる也」(出典:読本南総里見八犬伝(1814‐42)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android