猩血(読み)せいけつ

精選版 日本国語大辞典 「猩血」の意味・読み・例文・類語

せい‐けつ【猩血】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「せい」は「猩」の漢音 )
  2. 猩猩(しょうじょう)の血。
  3. 赤い色のたとえ。
    1. [初出の実例]「猩血風薫初借色、雞冠霜落尚方花」(出典:玩鴎先生詠物百首(1783)鳳仙花)
    2. [その他の文献]〔黄庭堅‐次韻子瞻以紅帯寄王宣義詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「猩血」の読み・字形・画数・意味

【猩血】しよう(しやう)けつ

色。宋・陸游雨霽(は)れて春色粲然たり、喜びて賦する有り〕詩 千縷塵(きくぢん)、楊柳なり 枝の猩血、棠(かいだう)紅なり

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