普及版 字通 「猩」の読み・字形・画数・意味


12画

[字音] ショウ(シャウ)・セイ
[字訓] しょうじょう

[説文解字]

[字形] 形声
声符は星(せい)。〔説文〕十上に「猩猩、犬の吠ゆる聲なり」と犬のなき声の擬声語とするが、その用例はない。猩猩は人面長髪、端正で酒を好み、善く舞うとされる想像上の獣で、〔礼記、曲礼上〕に「猩猩は能く言(ものい)へども禽獸を離れず」とあって、能く人言するものとされた。

[訓義]
1. しょうじょう。
2. あかいろ、赤毛
3. 犬のなき声、遠なきの声。
4. またに作る。小児のなく声。

[古辞書の訓]
和名抄猩々 此のに象と云ふ 〔字鏡集〕猩 ヤマハウ

[熟語]
猩血猩紅猩朱・猩猩猩色猩脣猩唇猩狒猩袍

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android