猪名部百世(読み)いなべの ももよ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「猪名部百世」の解説

猪名部百世 いなべの-ももよ

?-? 奈良時代の工人
造東大寺司で大仏造立(752年開眼(かいげん))に従事木工(もく)寮の長上工(ちょうじょうこう)(常勤の技術監督官)となり,天平宝字(てんぴょうほうじ)2年「大般若経(だいはんにゃきょう)」の写経にもかかわる。神護景雲(じんごけいうん)元年(767)称徳天皇の東大寺行幸のとき功労者として外従五位下をさずけられた。「東大寺要録」には,大工(だいこう)・従五(四)位下で,伊勢守(いせのかみ)兼東大寺領掌使とある。伊賀(いが)(三重県)出身。氏は猪(為)奈部ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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