コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

猪名部百世 いなべの ももよ

2件 の用語解説(猪名部百世の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

猪名部百世 いなべの-ももよ

?-? 奈良時代の工人。
東大寺司で大仏造立(752年開眼(かいげん))に従事。木工(もく)寮の長上工(ちょうじょうこう)(常勤の技術監督官)となり,天平宝字(てんぴょうほうじ)2年「大般若経(だいはんにゃきょう)」の写経にもかかわる。神護景雲(じんごけいうん)元年(767)称徳天皇の東大寺行幸のとき功労者として外従五位下をさずけられた。「東大寺要録」には,大工(だいこう)・従五(四)位下で,伊勢守(いせのかみ)兼東大寺領掌使とある。伊賀(いが)(三重県)出身。氏は猪(為)奈部ともかく。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

猪名部百世

生年:生没年不詳
8世紀中ごろの造東大寺司の官僚。伊賀国(三重県)の人。天平宝字2(758)年8月の「造東大寺司解」に木工寮長上正六位上とあり,翌月の「造大殿所解」に写経料の銭250文,紙20張を納めており,大般若経の書写に関わっている。神護景雲1(767)年2月称徳天皇の東大寺行幸に際して同寺造営の功労者に授位があり,造寺工の百世は正六位上から外従五位下となった。『東大寺要録』に引用される「大仏殿碑文」には伊賀国人大工従五位下と記され,また従四位下で伊勢守兼東大寺領掌使に任じられたともされる。

(岩本次郎)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

猪名部百世の関連キーワード国中連公麻呂凡判麻呂紀池主桑原足床佐伯真守坂本人上善心尼秦立人三嶋豊羽造東大寺大勧進

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone