猫乳(読み)ねこのちち

精選版 日本国語大辞典 「猫乳」の意味・読み・例文・類語

ねこ‐の‐ちち【猫乳】

  1. 〘 名詞 〙 クロウメモドキ科の落葉高木。本州の神奈川県以西、四国、九州の暖地雑木林に生える。高さ約一〇メートル。若枝紫色を帯び白い斑点がある。葉は互生して柄をもち長さ約一〇センチメートル、倒卵状長楕円形で先は尾状にとがり、縁に細鋸歯(きょし)がある。夏、葉腋に短柄を出し、黄白色の小さな五弁花が数個集まってつく。果実は長楕円形で長さ約一センチメートル、黒く熟す。果実の形が猫の乳首に似る。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

動植物名よみかた辞典 普及版 「猫乳」の解説

猫乳 (ネコノチチ)

学名Rhamnella franguloides
植物。クロウメモドキ科の落葉高木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android