日本歴史地名大系 「猿島洞穴」の解説 猿島洞穴さるしまどうけつ 神奈川県:横須賀市公郷村猿島洞穴[現在地名]横須賀市猿島三春(みはる)町の東北海上にある猿島は、周囲一・二キロ、標高三九メートルの小島で、幕末の武蔵川越藩支配期に一時豊(と)島と称するよう命じられたこともあるが、ペリーもモンキーアイランドとよんだ(ペリー日本遠征随行記)。鎮守春日明神社が鎮座する南側の浜辺を御殿前(ごてんまえ)という。弘化四年(一八四七)台場が置かれ、近代にも砲台が置かれ、島頂部はこのために削平された。洞穴は島の北端の山裾、海面よりの高さ六メートルにあり、高さ二メートル、幅八メートル、奥行二〇メートルの規模である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by