デジタル大辞泉 「猿頰」の意味・読み・例文・類語 さる‐ぼお〔‐ぼほ〕【猿頰】 1 猿が食物を頰に詰め込んでたくわえるところ。ニホンザル・ヒヒなどにある。ほおぶくろ。2 武具の一。鉄面かなめんの一種で、頰とあごを覆い、顔を保護するもの。3 サルボオガイの別名。4 江戸で、片手桶のこと。くみ出し桶。「夏は―をつけて随意きままに汲ませる」〈滑・浮世風呂・四〉5 (猿のようにばかげたやつの意で)人をののしったりするときに言う語。「世間の奴を―と、眺めて見んと思ひつつ」〈黄・雁取帳〉6 「猿頰面」の略。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例