日本歴史地名大系 「獅子ヶ鼻砦跡」の解説 獅子ヶ鼻砦跡ししがはなとりであと 静岡県:小笠郡小笠町大石村獅子ヶ鼻砦跡[現在地名]小笠町大石徳川家康が武田方の高天神(たかてんじん)城(現大東町)攻めのために築いたと伝える六砦の一つ。天正五年(一五七七)から同八年にかけて三井山(みついやま)・中村城山(なかむらしろやま)・小笠山、火(ほ)ヶ谷(や)(火ヶ峰)・能(のう)ヶ坂(ざか)(以上、いずれも現大東町)および獅子ヶ鼻砦を築いたといわれる。「家忠日記」同八年六月一一日条に「高天神取出場しゝかはな陣取候」とあり、翌日から普請が始まり、一七日には完成している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by