日本歴史地名大系 「獅子庵」の解説 獅子庵ししあん 岐阜県:岐阜市旧山県郡・各務郡地区北野村獅子庵[現在地名]岐阜市山県北野 北沖松尾芭蕉の門人で蕉門十哲の一人といわれる美濃派俳諧の始祖各務支考の住居跡。県指定史跡で、大智(だいち)寺の南西にある。各務支考は寛文五年(一六六五)山県郡北野(きたの)村字西山(にしやま)の村瀬家の次男に生れた。六歳で実父と死別し、母の再縁に伴われて北野村の同族村瀬忠兵衛に養育された。のち大智寺へ入って竜潭の弟子となったが、貞享―元禄(一六八四―一七〇四)の頃還俗して名を支考と改め、姉の婚家先各務宗三郎方に入って各務姓を名乗った。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by