獅子林(読み)ししりん

世界の観光地名がわかる事典の解説

ししりん【獅子林】

中国の江蘇(こうそ)省東南部、蘇州(そしゅう)(スーチョウ)の拙政園のすぐ南にある庭園。小さな庭園だが、中国庭園の傑作とされ、蘇州四大庭園の一つに数えられる。元の時代の1342年、高僧・天如禅師の弟子が禅師のために造営した庭園で、天如禅師はかつて浙江省の天目山の獅子崖で修行したことから「獅子林」と名づけられたといわれる。園内には、太湖岩と呼ばれる花崗岩(かこうがん)の奇石太湖石が林立し、その太湖石を積み重ねてつくった築山に迷路のような洞窟が通っている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

世界大百科事典内の獅子林の言及

【太湖石】より

…北方の皇帝の都まで大運河を経由して運ばれたものも多く,北宋の徽宗は特に好んで開封に運ばせたが(花石綱),これを機会に方臘の乱がおこったのは有名。江南の有名な園林には必ず見られるが,特に蘇州の獅子林は獅子の形に似た太湖石を集めたものであり,留園にあるものは高さ10mに近い。【秋山 元秀】。…

※「獅子林」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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