玉を懐いて罪あり(読み)タマヲイダイテツミアリ

デジタル大辞泉 「玉を懐いて罪あり」の意味・読み・例文・類語

たまいだいてつみあり

《「春秋左伝」桓公一〇年から》身分不相応のものを持つと、とかくわざわいを招くことになる。
[類語]小人罪なし玉をいだいて罪あり匹夫罪なしたまを懐いて罪あり服のちゅうならざるは身の災いなり人参飲んで首くく仏神は来らざる果報を願えばかえって災いを与う

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精選版 日本国語大辞典 「玉を懐いて罪あり」の意味・読み・例文・類語

たま【玉】 を 懐(いだ)いて罪(つみ)あり

  1. ( 「春秋左伝‐桓公一〇年」の「初虞叔有玉。虞公求旃。弗献。既而悔之曰、周諺有之、匹夫罪、懐璧其罪。吾焉用此、其以賈害也。乃献之」による ) 不相応のものを持ったり、不相応のことをしたりすると、とかくわざわいを招きやすいことをたとえていう。匹夫罪なし璧を懐いて罪あり。
    1. [初出の実例]「玉を抱いて罪ありと云ふ古語があるさうだが」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉八)

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