玉津島町(読み)たまつしまちよう

日本歴史地名大系 「玉津島町」の解説

玉津島町
たまつしまちよう

下京区松原通室町東入

東西に通る松原(旧五条大路)を挟む両側町で、町の中央を南北諏訪町すわんちよう通が通る。西側は室町むろまち(旧室町小路)にも面する。

平安京の条坊では、左京六条三坊四保九町北側と同一六町西北隅及び同五条三坊三保一二町南側の地。平安中期以降は、五条室町小路の東にあたる。

院政期、町の東側付近の地は信濃守平盛基の五条烏丸宅であった。「中右記」元永元年(一一一八)閏九月九日条に、「暁、信乃守盛基五条烏丸宅焼亡、放火云々、近辺小屋已及一町也」と、放火で焼失した記事がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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