精選版 日本国語大辞典 「玉緒・魂緒」の意味・読み・例文・類語
たま‐の‐お ‥を【玉緒・魂緒】
〘名〙
※曾丹集(11C初か)「みだれつつたえなばかなし冬のよをわがひとりぬるたまのおよわみ」
※俳諧・父の終焉日記(1801)五月三日「いまだ玉の緒のあまりも、此度は元の人になり給へと」
③ 江戸時代、仏を拝む際に用いる数珠(じゅず)。
※浮世草子・好色五人女(1686)四「母人の珠数袋をあけて、願ひの玉(タマ)のを手にかけ」
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