玉置宏(読み)たまおきひろし

百科事典マイペディア 「玉置宏」の意味・わかりやすい解説

玉置宏【たまおきひろし】

アナウンサー司会者。神奈川県生れ。本名宏行。子供の頃から父親寄席通い歯切れの良い語り口を学んだという。明治大学商学部を卒業し,ラジオの文化放送入社,アナウンサーとして活躍した。1958年にフリーとなり,テレビ・ラジオ・舞台の司会業を中心に活動した。同年から1977年までテレビの歌謡番組《歌のアルバム》の司会を務め,〈一週間のごぶさたでした。玉置宏でございます……〉という挨拶は,折り目正しい蝶ネクタイ姿と相俟って流行語となった。また,七五調の流れるような美文で流行歌を紹介する司会ぶりは,独特の名調子として他の追随を許さなかった。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「玉置宏」の解説

玉置宏 たまおき-ひろし

1934-2010 昭和後期-平成時代の司会者。
昭和9年1月5日生まれ。昭和31年アナウンサーとして文化放送にはいる。フリーとなり,33年からTBSテレビ「ロッテ歌のアルバム」の司会をつとめ,「1週間のごぶさたでした」ではじまるユニークな話法人気をあつめる。平成2年「玉置宏のナレーション大全集」を出版した。平成22年2月11日死去。76歳。神奈川県出身。明大卒。本名は宏行。

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