玉露糖(読み)ギョクロトウ

デジタル大辞泉 「玉露糖」の意味・読み・例文・類語

ぎょくろ‐とう〔‐タウ〕【玉露糖】

白砂糖葛粉くずこ片栗粉・ひき茶などを加えて水でこね、木型に入れて玉の形に打ち出した菓子。江戸吉原の名物で、熱湯を注いで飲んだ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「玉露糖」の意味・読み・例文・類語

ぎょくろ‐とう‥タウ【玉露糖】

  1. 〘 名詞 〙 菓子の名。白砂糖に葛粉(くずこ)と片栗粉を加えて水でしめらせてこね、木型に入れて打ち出したもの。江戸吉原の名物で、白色の玉の形をしており、熱湯を注いで飲む。
    1. [初出の実例]「そこにある白ひものは何んだ、玉露糖(キョクロタウ)じゃアねへか」(出典洒落本・傾城買談客物語(1799)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android