王【き】(読み)おうき

百科事典マイペディア 「王【き】」の意味・わかりやすい解説

王【き】【おうき】

中国,清初の画家四王呉【うん】の一人。江蘇の人。字は石谷。耕煙外史,清暉老人などと号す。王鑑王時敏に画を学ぶ。南宗画北宗画を融合し〈画聖〉と称されたが,その画は董其昌(とうきしょう)の典型主義を継ぐもので,技巧におぼれて〈書巻の気に乏しい〉とも評された。虞山(ぐざん)派の開祖著書に《清暉画跋》がある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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