王子の槍祭(読み)おうじのやりまつり

精選版 日本国語大辞典 「王子の槍祭」の意味・読み・例文・類語

おうじ【王子】 の 槍祭(やりまつり)

  1. 陰暦七月一三日(現在は八月一三日)、王子神社祭礼に、同社別当の金輪寺で、太刀三振りを帯びた法師武者と、それに従って槍を持つ多く法師が出て行なわれる拍板田楽(ささらでんがく)の称。当日、神前に長さ八寸(二四センチメートル)ばかりの竹の槍を奉納し、社内に他人の供えたものを請い受けて帰り、火災盗賊よけのまじないとした。王子祭。

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