王子神(読み)おうじがみ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「王子神」の意味・わかりやすい解説

王子神
おうじがみ

尊い子供の姿で現れる神。神は小童の形で顕現するとの王子信仰に基づく。しかし、神に仕える巫女(ふじょ)が神聖視されて神の妻と崇(あが)められるようになると、これを母とする御子神(みこがみ)、つまり母子神信仰へと発展した。王子神の例では熊野の若一(にゃくいち)王子権現(ごんげん)、日吉(ひえ)や祇園(ぎおん)の八王子権現などが知られ、熊野、日吉、祇園信仰の広まりとともに全国的に分布するに至り、また王子、八王子地名各地にとどめることになった。

竹田 旦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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