王立国際問題研究所(読み)オウリツコクサイモンダイケンキュウジョ(その他表記)Royal Institute of International Affairs

デジタル大辞泉 「王立国際問題研究所」の意味・読み・例文・類語

おうりつ‐こくさいもんだいけんきゅうじょ〔ワウリツコクサイモンダイケンキウジヨ〕【王立国際問題研究所】

国際情勢に関する情報交換分析を専門とする英国の政策研究機関。非政府・非営利組織。1920年創設。機関紙『インターナショナル・アフェアーズ』、雑誌『ワールド・トゥディー』を発行。チャタムハウスRIIA(Royal Institute of International Affairs)。
[補説]ロンドンセント・ジェームズ・スクウェアに面して建つ本部建物は、18世紀にチャタム伯ウィリアム=ピット大ピット)が住居として使用していたことから「チャタムハウス」と呼ばれ、同研究所の通称ともなっている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「王立国際問題研究所」の意味・わかりやすい解説

王立国際問題研究所
おうりつこくさいもんだいけんきゅうじょ
Royal Institute of International Affairs

イギリスの国際関係研究機関。 1920年7月5日 British Institute of International Affairsとして発足,1926年国王の特許状を得たのち現在名となった。また,宰相ウィリアム・ピット (大)が,かつて居住した「チャタム・ハウス」に本拠を置いていることから,この建物の名が俗称として用いられる。純然たる民間研究団体ではあるが,国際問題に関する研究の組織,情報の交換などを主目的に幅広い活動を続けている。特にその出版物である"World Today" "International Affairs" "Survey of International Affairs" "Documents on International Affairs"などは世界的な権威をもつものとして高く評価されている。

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