珍場神社(読み)ちんばじんじや

日本歴史地名大系 「珍場神社」の解説

珍場神社
ちんばじんじや

[現在地名]伊豆長岡町北江間 千代田

伊邪那美命を祀り、旧村社。元久元年(一二〇四)三月北条義時の創建と伝え、社蔵の同年三月棟札銘写にみえる「若宮八幡宮」にあたるか。同写にみえる「摩尼山池場寺」は「増訂豆州志稿」に載る千葉寺(真言宗、廃寺)にあたり、当社の別当寺であろう。同写に記される大蛇伝説は、北条義時の嫡男安千代丸が同寺へ学問に行った帰りに大蛇に飲込まれてしまい、義時が仇を討ったというものである。池場寺は天正三年(一五七五)九月の棟札銘にもみえ、このとき提頭頼神王を勧請している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android