現図場(読み)げんずば(その他表記)mould loft

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「現図場」の意味・わかりやすい解説

現図場
げんずば
mould loft

造船所において,設計図から原寸図に拡大して,部材寸法を決定する場所。材料加工にあたって,切断,曲げ,穴あけなど精密な作業を進めるためには,原寸図によって細かく寸法を決定する必要がある。現図場は作業の性質上,採光通風,照明設備を十分にし,風やほこり侵入を防ぐ配慮がしてあり,大工道具を主として,各種測定器具を備えている。しかし,最近は縮尺現図法が採用され,従来のような広い場所を必要としなくなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む