現成公案(読み)ゲンジョウコウアン

デジタル大辞泉 「現成公案」の意味・読み・例文・類語

げんじょう‐こうあん〔ゲンジヤウ‐〕【現成公案】

禅宗で、自然のままに完成されている公案。常に一切の上に仏法が現れていること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「現成公案」の意味・読み・例文・類語

げんじょう‐こうあんゲンジャウ‥【現成公案・見成公案】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。禅宗で用いる語。人の造作によらないで自然に現われている公案。一切が仏法であり、一切のうえに仏法が現われていること。
    1. [初出の実例]「諸仏之所護念の大道を見成公案するに」(出典:正法眼蔵(1231‐53)密語)
    2. [その他の文献]〔景徳伝燈録‐一二〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む