現米(読み)ゲンマイ

デジタル大辞泉 「現米」の意味・読み・例文・類語

げん‐まい【現米/見米】

現に手元にある米。また、年貢一部が米以外の物品で代納される場合の、実際の米。
扶持ふちとして与える米。扶持米

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精選版 日本国語大辞典 「現米」の意味・読み・例文・類語

げん‐まい【現米・見米】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 現在手もとにある米。また、年貢の一部が米以外の物品、または、貨幣で代納される場合、実際の米をいう。
    1. [初出の実例]「依仰下湛増別当、二百石於増加天、見米如本数三百石、加色代二百石於請進畢」(出典高野山文書‐貞応元年(1222)九月一三日・関東下知状案)
  3. 扶持としてあてがう米。扶持米。
    1. [初出の実例]「余は知行悉扶持に方々へ被遣了云々。内衆其方国衆或現米或は知行、粉骨方へは種々懇也云々」(出典:多聞院日記‐天正一二年(1584)七月八日)

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