日本歴史地名大系 「瑞ヶ池」の解説 瑞ヶ池ずがいけ 兵庫県:伊丹市大鹿村瑞ヶ池[現在地名]伊丹市瑞ヶ丘五丁目昆陽(こや)池陥没帯を利用して造られた用水池。江戸時代の大鹿(おおじか)村北部にある。主が池(寛文一三年「野論裁許絵図」大鹿土地改良区蔵)、ずいが池(「大鹿村西部絵図」武内家蔵)とも。隣接する主膳(しゆぜん)池・備前(びぜん)池は江戸初期に造られたとされるが、当池の築造を明記した史料は見当らない。山本(やまもと)村(現宝塚市)・荻野(おぎの)村の悪水を蛇腹溝で引込み、第二次世界大戦前までは水面積二四・八ヘクタール、水田六五ヘクタールを灌漑していた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by